ドライアイ
ドライアイとは?
ドライアイとは、目の表面をおおって目を守るのに欠かせない、涙の量が減ったり質が変化して、目の表面に傷がついてしまう病気のことです。ドライアイになると、目が乾くといった症状以外にも目が疲れやすい、かすんで見える、ゴロゴロするといったさまざまな不快な症状があらわれます。簡単なテストとして、10秒間目を開いた状態を保つことができない場合、ドライアイの可能性があるかもしれません。
治療
治療は、点眼薬によって涙の量をおぎなったり、安定性を高めることが基本となります。ドライアイの治療に使われる点眼液には、涙に近い成分を持つ人工涙液や保水効果を持つヒアルロン酸ナトリウムを配合した点眼液などがあります。ヒアルロン酸ナトリウム点眼液は、角膜(黒目)の傷を早く修復する作用もあります。点眼薬のほかに、乾燥予防や風が直接目に当たらないようにするために、ゴーグルタイプのドライアイ用メガネを使用することもあります。また、重症の場合は、涙の排出口の部分にシリコン製の栓をして塞ぎ、涙が目の表面にとどまるようにする方法もあります。