眼瞼内反症
眼瞼内反症について
眼瞼内反症とは
まつ毛は普通目の表面に触れないように外向きに生えていますが、なんらかの原因で内側を向いてしまい、目の表面に当たってコロコロしたり、角膜に傷をつけたり目ヤニが出たりするのが逆まつ毛です。眼瞼内反症とは逆まつ毛の一種です。逆まつ毛のうち、まつ毛の生え際の皮膚が内側に向き、それと一緒にまつ毛も巻き込まれて内側に向いている状態を眼瞼内反症といいます。
治療
眼瞼内反症は、手術で治療します。軽度のものでは定期的にまつ毛を抜くことで様子を見ることもできますが、たびたびまつ毛を抜きに通院するのも面倒という方は、思い切って手術を受けられることをお勧めします。下まぶたの場合、皮膚を切除して瞼板というまぶたの芯にまぶたの縁の皮膚を縫い付けたり、牽引筋腱膜という膜を縫い縮めたりしてまつ毛が外へ向くように調整します。子供さんの場合は、思春期ごろまで様子をみることもあります。